Keepaを閉じる
Amazonからの通知を待って、今日も何度スマホを確認したでしょう。
でも結果は、音沙汰なし。
私のアカウントは、依然として迷宮の中にありました。一歩も前に進めないまま、時間だけが過ぎていきます。
そんな停滞期の真っただ中に、さらに追い打ちをかけるようなメールが届きました。
「Keepa、3月から大幅値上げ」
Amazon物販を少しでも勉強したことがある方なら、きっと一度は耳にしたことがあるはずです。
Keepa(キーパ)とは、Amazonの商品価格履歴を一目で確認できるツールです。グラフを見るだけで、「この商品は季節によって値段が大きく変わるのか」「売れ続けているのか、一時的なブームなのか」がわかります。
せどり(転売・物販)をするなら、仕入れ前にKeepaのグラフを確認するのは基本中の基本。それほど、現場では欠かせない存在です。
▶ Keepa公式サイト(月額プラン)
そのKeepaが、値上げをするというのです。
これまで:月額 19ユーロ(約3,200〜3,500円)
3月から:月額 29ユーロ(約4,800〜5,000円)
約1,500円の値上げ。月額5,000円。
まだスタートラインにも立てていないのに、固定費だけが重くなっていく感覚。
学んできた3ヶ月が、水の泡になる?
12月から始めたAmazon物販の勉強。YouTubeを観て、ノートを取り、ツールの使い方を必死に覚えました。
・キーゾン(Amazonの商品価格・順位を調べる無料ツール)
・利益計算ツール(FBA手数料を考慮した仕入れ判断に使う)
・Keepaの波形の読み方(価格変動のグラフを読む練習)
店舗に足を運んで、商品をひとつひとつ手に取って、価格を調べた時間。
それが全部、無駄になってしまうのではないか——。
そんな思いが、頭をよぎりました。
でも、冷静に考えれば、答えは出ていました。
「やめる」という決断
アカウントの審査が通る見通しはなく、固定費だけが増えていく。このまま続けることに、意味はない。
自分のアカウントページを開き、サブスクリプションをクリック。オレンジ色の「CANCEL」を押す。
確認画面が出て——「CANCEL SUBSCRIPTION」。
画面に現れたのは、こんな文字でした。
Your subscription has been successfully cancelled.
あなたのサブスクリプションは、無事に解約されました。
その下に「なぜ解約したのか」というアンケート。スキップもできましたが、私は「Other(その他)」を選んで、一言だけ書きました。
「Amazon販売が却下されたため」
送信して、画面を閉じました。
それは終わりではなく、始まりだった
正直に言えば、少し悔しい気持ちがあります。
でも、この時間は絶対に無駄ではなかった、と今は思っています。
なぜなら、この経験があったからこそ——「記録として残そう」と思い立ち、このブログを書き始めたからです。
うまくいかなかった話も、つまずいた話も、それを読んで「あ、私だけじゃなかったんだ」と思える人がいるなら、書く意味がある。そう信じています。
次の話では、Keepaを解約してから数日間、何もできずにいた私の「止まっている時間」についてお話しします。
